11/26/2008

2008 Man Dragon Run

今月22日に香港でサーフスキー・OC-1のレースが行われました。レースの名前は2008 Man Dragon Run。アジアで一番大規模のダウンウィンドレースです。日本からもサーフスキー5名、OC-1 1名出場されています。

以前紹介したMolokai Soloでもダウンウィンドとは何なのかと紹介しましたが、今回のレースはMolokai Solo(外洋)とは違いコースタル・ランという種類のダウンウィンドのレースです。コースタル・ランとはMolokai Soloみたいに島から島へ漕ぐのではなく海岸沿いを漕ぐレースのことです。

Man Dragon Runには世界中からトップのサーフスキーの選手が毎年集まっています。サーフスキーとOC-1の上位三位の選手は賞金ももらえます。昨年までOC-1のディビジョンは世界中のトップの選手は参加していなかったのですが今年はMolokai レースを8回以上も優勝している Karel Tresnak Jr.も出場ました。

OC-1の結果は予想通りダントツでKarel Tresnak Jr.が優勝しました。

カヌーもレンタルできるし、ハワイみたいに航空券が高くないので是非日本からも来年はもっと参加して世界のトップと戦ってみたいですね!

詳しいレース結果は こちら まで!
湘南アウトリガーカヌークラブのYUSUKEさんとGOHDAさんも出場されたので、今年のレースの詳しい情報は湘南アウトリガーカヌークラブのページでご覧ください。

OC-1優勝者のKarel Tresnak Jr.

Keep Paddling,
Kenny

11/23/2008

続・LIVESTRONG




前回の写真が小さかった為、拡大してアップします。

これなんだか分かりますか??

Seiya

Molokai Solo

皆様連休1日目&二日目は良い天気に恵まれパドリング日和でしたね。
今日も自分とクルーでOC-1とOC-6を漕ぎました。夕方は風とうねりが上がりすごく楽しいダウンウィンドサーフィンのコンディションでした。

そこで今回は世界で一番有名のOC-1ダウンウィンドレースの動画をアップしたいと思います。

www.ocpaddler.com

このMolokai SoloというレースはハワイのMolokai島からOahu島までOC-1/OC-2でダウンウィンドで漕ぐレースです。是非挑戦してみたいですね!

では、明日は天気が崩れるらしいですが連休最終日楽しんでください!

Keep Paddling,
Kenny

11/22/2008

LIVESTRONG

突然ですが、皆さんこのリストバンドをご存知ですか?

このLIVESTRONGと刻まれたリストバンドは、ツール・ド・フランス7連覇という偉業を達成したLance Armstrongが癌撲滅のために設立したLance Armstrong Foundation (がん基金)のグッズです。



25歳で選手として絶頂期にあったLanceは精巣癌を患い、さらにそれが肺と脳にまで移転していたため生存確率は40%以下と宣告されます。しかしLanceは見事にがんを克服し、世界最高峰のレースであるツール・ド・フランスを7連覇。自身の闘病体験から97年にLance Armstrong Foundationを立ち上げ癌撲滅へ様々な取り組みを行っています。そしてその取り組みの中には、なんとアウトリガーカヌーも入っています!!



有名なハワイアンパドラーであるThibert Lussia’aにアウトリガーを紹介されたLanceはがん撲滅へのメッセージを広めるためTeam LiveStrongを結成。以来、Kailua-Konaを拠点に様々なレースに参加しています。今年の夏に僕らが参加したレースにも数チーム出場していて、アイアンマンOpenのディビジョンではなんと優勝!レース後、そういえば不気味な黒いカヌーに途中で抜かれたなぁ・・・と思い出したのを覚えています。LiveStrongはちなみに今年のモロカイにも出場していて、マスターズ部門(40歳以上)で優勝しています。


世の中にはスポーツを通して金儲けだけをするスポーツとは何の関わりもない企業が存在します。しかしTeam LiveStrongの様にスポーツはエンターテイメントであるけれども、同時にたくさんの人たちにポジティブな影響を与えられる素晴らしいものであるという事を再認識しました。Lanceのように自分も将来こんな事がスポーツを通してできたらいいなと強く感じます。


LiveStrong,
Seiya

11/19/2008

Adaptive Paddling

期末試験も終わりやっとカヌーが自由に漕げるようになった!
次いつ漕ごうと考えてる時って幸せですよね。
ここで最近観たビデオを紹介したいと思います。
Adaptive Paddling
Adapt とは合わせる事。
Adaptive Paddlingは漕ぐタイミングを合わせる事ではなくカヌーと言うスポーツを身体障害を抱える人に合わせるとの事です。後Crewのメンバーが皆それぞれ違う障害を抱えてる場合漕ぎ方や重視する点を変えながら合わせる事とです。例えば目の不自由なメンバーが居ればクルー全員が一つ一つのキャッチの瞬間を声に出して漕いだりします。
身体障害にはいろんな種類がある為漕ぎたい人が漕げるように研究を重ねている人が居ます。どうすれば自分はカヌーを漕げるんだろう?と考えるのは凄く大事な事だと思う、その中でもどうすれば皆がカヌーを漕げるんだろう?と考える人は本当に素敵です。
ビデオでは片手のみで漕げる用に開発されたパドルを紹介しています。まだプロトタイプらしいですけど凄いですよね。

今年のQueen Liliuokalani Raceでもステアー以外全員目が不自由のクルーで出てた気がします。Molokai Hoeにも参加しているようです。Molokaiのコンディションを何も見えず漕ぐのは本当に勇気が必要。フリしたらどうなるんだろうと想像してみると本当に命がけになる可能性もあるんだなと感じられます。それでもMolokaiに参加することはお互いCrewに命を預けられる程信頼があるから出来る事なんだろうなって思いました。このビデオを観てカヌーの本来の素晴らしさを感じた気がします。

最近冷え込んできましたけど何とかこの寒さにAdapt出来る方法を見つけて漕ぎ続けられるようにして行きたいですね!

a hui hou!
Alex

11/18/2008

Tahitian VS Hawaiian Paddling Styles

なぜタヒチのパドラーたちはあんなに早いのだろう?何でモロカイをピッチ79で漕げるのだろう?なんであんなデカイパドルで漕げるのだろう?なんでハワイやカリフォルニアのトップチームと漕ぎ方が違うのだろう?と思い今年の夏一週間弱お世話になった Jim Fotiさんに聞いてみました。

一番の違いは漕ぎ方らしいです。

ハワイアンスタイル(カリフォルニアや日本のチームも基本ハワイアンスタイルで漕いでいます)の漕ぐときのフォームで一番意識していることは体を前かがみにして、腹筋と背筋を使い体をひねりながら漕ぐことです。パドルのブレードはしっかり深くさして腰あたりまで体のひねりを使って漕いでいます。しかも漕ぐときは必ずパワー100%で漕いでいます。この漕ぎ方ではハワイのトップチームでもピッチを上げても68ぐらいです。モロカイのレースではJIM所属のLANIKAI (4位、ハワイチームで1位)はピッチ64~68だったそうです。

タヒチのチームはブログの右側にディスプレイされているHawaiki Nuiのビデオを見ててもわかりますが、漕ぎ方が全然違います。パドルは圧倒的にハワイのチームよりでかいのになぜピッチー79-85で60キロ以上を漕げるのか?一番の違いはひねりを使わないことと前かがみにならないことです。タヒチの漕ぎ方の一番の特徴は体の姿勢をまっすぐのばして、肘をまげないで腕だけで漕ぐことです。なのでビデオを見ていても上の手がタヒチのチームは頭の上まであがります。でも姿勢をまっすぐ伸ばしていてはキャッチとが前でできないし、パドルが水中の中で動く距離が短いので効率悪いのでは。。。
普通のシングル・ベント(シャフトがストレート)のパドルでこのフォームで漕いでいたら手首にも負担がかかるし前でキャッチできないのは確かです。なのでタヒチのチームはダブル・ベント(シャフトが曲がっている)パドルを使っています。ただし、OC-6でダブル・ベントを一人だけで使っていたら周りが合わせれなくなるので要注意!OC-6でダブル・ベントを使うのはステアー以外の全員がダブル・ベントを使っているときだけ!

でも漕ぎ方の違いは分かったがなぜパドルは圧倒的にハワイのチームより大きいのになぜピッチー79-85で60キロ以上の距離を漕げるのか?それはパドルが大きいけどブレードを深くさしていないからです。タヒチのチームはブレードが大きい分ブレードの3/4しか水の中にささないのです。漕ぐときはパワー100%ではなく80%ぐらいでピッチを上げることを意識しています。そのうえ、リリースがハワイのチームに比べると早い分、速いいピッチでこげるそうです。

以上がJim FotiさんによるTahitianとHawaiianのフォームの違いです。ただ覚えとかなきゃいけないのはTahitiのShellやOPTがこの漕ぎ方ができるのは週6、一日6時間練習して体を鍛えているからです。タヒチの漕ぎ方で漕ぐにはすごいスタミナとトレーニングが必要です。なのでほとんどのパドラーたちにはハワイアンの漕ぎ方のほうがおすすめです。(自分もタヒチの漕ぎ方ではこげる自信は全くありません。。。)でもチャレンジャーはチャレンジしてみてください!

Keep Paddling,
Kenny

Ohana Paddles





Ohana Paddles は漕ぐためのパドルだけではなく、1929年代に使われていたパドル、サーフカヌー用のパドルやパドルをかけるためのハンガーなども作っています。インテリアーにできるほど素敵です。

Keep Paddling :)

Kenny