2/27/2009
2/19/2009
OC-1 Basics: Stroke & PA'A Molokai Solo World Championships
皆さんお久しぶりです!お元気ですか?僕たちはちょうど期末期間なので課題や勉強で忙しい日々が続いています。でも今週が終われば後少しで春休み!今年は暖かくなるのが早そうなのですね!
今回はOC-1とOC-6両方に当てはまるストロークについて書きたいと思います。ストロークについては僕たちもまだ研究中です。ですが様々なパドラーのビデオをみたり海外のパドラーとの話し合いで得た情報なので興味のある方は読んでみてください。
重要点
漕ぐ時のパワーは二つの動作から生まれます:ひねり&前屈みに体重をかける事と肩の動きです。なのでよくハワイのトップパドラーたちを見ると背中と肩回りが半端じゃなくでかさになっています。
一番の注意点は腕で漕がない事。腕を使うのはパドルを持つためのだけです。この理由は背筋、腹筋に比べると腕の筋肉は小さい筋肉だからです。小さい筋肉で漕ごうとすると力が伝わりにくいしすぐ疲れます。腕を使わないで漕ぐための良い練習は腕を曲げずに漕ぐ事です。腕を曲げず漕ぐ事によって背中、肩、腹筋の使い方が良く分かってきます。
フォーム:
ブレードを入れる際に大切なポイントが何点かあります。まずは下の腕を真っすぐしたまま前にリーチする事。これがしっかりできていれば横から見た際にきれいな三角形ができているはずです。(両腕とパドルのシャフトで)
2点目はひねりをしっかり使うことです。もし左で漕いでいるのであれば左から見た際背中が見えるぐらい体をエントリーの際にひねります。そこからブレードが入水したらひねった状態からもとに戻すような感じで漕ぎます。こうすれば大きい背中の筋肉を使っているので効率の良い漕ぎができます。
3点目はリカバリーに入るタイミングです。基本的に漕いでいる際にパドルがお尻の一にきたらリカバリーします。これ以上後ろに引っ張るとカヌーが沈み減速することになります。パドルを水からだすときの動作は自分が一番らくなどうさでリカバリーをするのがおすすめです。
僕の日本語が下手で文章じゃ理解しずらいと思います。なので分からない点や質問のあるかたはどんどんコメントを残して聞いてください!
様々なビデオがこのブログにアップされているのでそれを観て研究して自分・チームに一番あっている漕ぎ方を見つけてみてください!
このビデオはハワイで行われたPA'Aのレースです。今では一番OCパドラーに人気のあるみんなが楽しめるレース団体です。モロカイ・ソロも今まではEpic Surf Ski and OC-1 Molokai Soloがありましたが去年からはPA'Aが OC-1だけで行われているMolokai Soloを主催しています。OC-1だけのレースなのでこのレースは今ではトップパドラーたちの集まるOC-1の世界選手権になっています。去年が初回だったので日本からはまだ参加しているパドラーはいないのですが是非将来的には日本からも参加してほしいですね!下の動画は去年のレースのDVDの予告です。
でわ後二日で週末なので皆さん頑張ってください!僕も後少し勉強頑張ります!
Keep Paddling,
Kenny
今回はOC-1とOC-6両方に当てはまるストロークについて書きたいと思います。ストロークについては僕たちもまだ研究中です。ですが様々なパドラーのビデオをみたり海外のパドラーとの話し合いで得た情報なので興味のある方は読んでみてください。
重要点
漕ぐ時のパワーは二つの動作から生まれます:ひねり&前屈みに体重をかける事と肩の動きです。なのでよくハワイのトップパドラーたちを見ると背中と肩回りが半端じゃなくでかさになっています。
一番の注意点は腕で漕がない事。腕を使うのはパドルを持つためのだけです。この理由は背筋、腹筋に比べると腕の筋肉は小さい筋肉だからです。小さい筋肉で漕ごうとすると力が伝わりにくいしすぐ疲れます。腕を使わないで漕ぐための良い練習は腕を曲げずに漕ぐ事です。腕を曲げず漕ぐ事によって背中、肩、腹筋の使い方が良く分かってきます。
フォーム:
ブレードを入れる際に大切なポイントが何点かあります。まずは下の腕を真っすぐしたまま前にリーチする事。これがしっかりできていれば横から見た際にきれいな三角形ができているはずです。(両腕とパドルのシャフトで)
2点目はひねりをしっかり使うことです。もし左で漕いでいるのであれば左から見た際背中が見えるぐらい体をエントリーの際にひねります。そこからブレードが入水したらひねった状態からもとに戻すような感じで漕ぎます。こうすれば大きい背中の筋肉を使っているので効率の良い漕ぎができます。
3点目はリカバリーに入るタイミングです。基本的に漕いでいる際にパドルがお尻の一にきたらリカバリーします。これ以上後ろに引っ張るとカヌーが沈み減速することになります。パドルを水からだすときの動作は自分が一番らくなどうさでリカバリーをするのがおすすめです。
僕の日本語が下手で文章じゃ理解しずらいと思います。なので分からない点や質問のあるかたはどんどんコメントを残して聞いてください!
様々なビデオがこのブログにアップされているのでそれを観て研究して自分・チームに一番あっている漕ぎ方を見つけてみてください!
このビデオはハワイで行われたPA'Aのレースです。今では一番OCパドラーに人気のあるみんなが楽しめるレース団体です。モロカイ・ソロも今まではEpic Surf Ski and OC-1 Molokai Soloがありましたが去年からはPA'Aが OC-1だけで行われているMolokai Soloを主催しています。OC-1だけのレースなのでこのレースは今ではトップパドラーたちの集まるOC-1の世界選手権になっています。去年が初回だったので日本からはまだ参加しているパドラーはいないのですが是非将来的には日本からも参加してほしいですね!下の動画は去年のレースのDVDの予告です。
でわ後二日で週末なので皆さん頑張ってください!僕も後少し勉強頑張ります!
Keep Paddling,
Kenny
2/08/2009
Team Kokuaホームページ開設のお知らせ
タイトルの通り、Team Kokuaのホームページがアップされました。
Kokua Series 2009の詳細も同時にアップされているので、是非チェックしてみてください。またレースに関する未決定事項やさらなる詳細は随時アップデートします。
多くの人が楽しく参加でき、交流の場ができればと思っています。
http://teamkokua.com/index.html
Paddle with Aloha,
Team Kokua
Kokua Series 2009の詳細も同時にアップされているので、是非チェックしてみてください。またレースに関する未決定事項やさらなる詳細は随時アップデートします。
多くの人が楽しく参加でき、交流の場ができればと思っています。
http://teamkokua.com/index.html
Paddle with Aloha,
Team Kokua
2/03/2009
お知らせ
この度、OC-1のレースシリーズを開催する事になりましたので、とりいそぎ日程のみ、ここにお知らせいたします。只今、情報を記載したウェブサイトを立ち上げ中なので、詳細はサイトが完成した後、またお知らせします。
Team Kokua
Seiya, Alex, Kenny
Team Kokua
Seiya, Alex, Kenny
Koa Canoes
Koa Canoes
皆さんお久しぶりです、最近ブログに書き込みが出来なくてすみません。大学4年生は僕が想像していたものより遥かに忙しく手が回ってない状態です。でもその中でも卒論はアウトリガーの事を書いているので楽しい忙しさでもあります。
このエントリーはその卒論の一部を(セイヤに助けてもらいながら笑)訳した様な物です。
今日はハワイのコアカヌーの事を少しお話したいと思います。
最初は今のアウトリガーの始まり…
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アウトリガーカヌーの進化
アウトリガーカヌーが今の様な洋風なレーシングスポーツに変わり始めたのは百年あたり前だ。その前のカヌーは主に移動、釣り、サーフィン、ギャンブルに使われていた。ちなみにこのギャンブルは、自分が一番強くて速いと思うパドラーの6人を他のクルーと対戦させて どっちが速いかを選びレースをさせるものです。今のハワイではアメリカの法律の為ギャンブルは違法なのでもうこれは出来ません。米国や英国がハワイに上陸してからアウトリガーカヌーは洋風のレーシングスポーツの様に行われ始めた。カヌーが特別にレースの為にデザインされたのが1907年のクヒオ王子のコアカヌーが初めて。
重量は約280kgで長さは12.2m当たり。今のパドラーが見れば明らかに重すぎると言うでしょう。それでも彼のデザインは当時の最新最速のデザインだった。クヒオ王子は1907年から1910年まで毎年、このカヌーで数々の大会で優勝しました。そこからアウトリガーカヌーのデザインは進化し始め1960年にはMALIAデザインのファイバーグラスカヌーがモロカイで3回フリしたにも関わらず優勝してしまいファイバーグラスカヌー時代が始まった。
現代のレースの結果を見るとファイバーグラスがほとんどトップを占めていてコアは別のデビジョンで参加しつづけている。もちろんチームハワイがコアカヌーに乗っていたら僕達はどんなに立派なファイバーグラスに乗っていても勝てません笑。なのでコアカヌーとファイバーグラスの差はそこまでではない事を理解して頂きたいです。 それでも今ではアウトリガーカヌーのデザインによってレースの勝ち負けが決まる程デザインの重要性が高まっている。
ならデザインの重要性が求められる今のアウトリガーレーシングスポーツ界でコアカヌーの役割はいったいなんだろう?
それを答える前にコアカヌーの基本的な事とコアカヌーの伝統一つ、木の選び方、の事を話したいと思います。
コアカヌーの基本的な事
コアの木はハワイ現地の植物であり今では数も少なく値段も非常に高い。コアカヌーは一本の木から掘り出される為12.2mのカヌーを掘り出せるほどの巨大な木が必要です。そこにさらに加わってカヌーが掘り出せるよう直線であることが求められる。今ではコアカヌーを 作りたくても木が見つからなくて 作業が始まらない事が多いです。ホクレアも現地でコアの木が手に入らず海外から木を頂いたらしいです。このようにコアカヌーを作るにはまず貴重なコアの木を見つけ、次にそれが巨大であり、さらにスペックに合っているか否か確かめ、コアカヌーを作れるプロの職人を見つけなければならないので大変な作業です。ハワイではこのカヌー職人をMaster Carver または Kalai wa’aと呼びます。古代のハワイでは Kalai wa’a は村にとって重要な存在であった。彼らの頭の中に描かれたカヌーの設計図と技術により村は大漁に恵まれ戦争の時もカヌーで移動出来る様になった。その為Kamehameha王は戦争のカヌーを作る為に100人以上もこの Kalai wa’a を用意していたとも言われている。コアカヌーの彫り出しが始まる前は下準備が行われ、木は半年以上倉庫(伝統的な保管室)に保管され乾燥されます。
一度彫り出され出来上がったコアカヌーは非常にデリケートな為あつかいにも気をつけないといけません。パドルはカーボンだとカヌーの横に傷が付くので原則禁止、コアカヌーを持ち上げる時はシートをもたないでシートの下にあるカヌー本体をつなげるモールドを掴むなどコアカヌー独自の扱い方が有ります。今、一つのコアカヌーを作ろうと思えば費用を合わせて(今は円高なので)約450万円から620万円はかかります。ファイバーグラスのOC6は約200万円なので皆さんがいつも乗っているカヌーの倍以上です。この値段の高さによりコアカヌーをもっていないクラブもハワイに存在します。島によって一つもコアカヌーがないケースも有ります。モロカイ島もつい最近までコアカヌーがなかったのです。ハワイではレガッタという短距離のシーズンが一番人気で、そのOHCRAハワイ州決勝戦は全てのクラブがコアカヌーでレースするのが決まり。こうなるとコアカヌーをもっていないクラブは他のクラブまたは個人的にコアカヌーを所有している人の協力によってコアカヌーを借り、レースに参加出来る様になります。僕達もコナレースでプライベートオーナーのコアカヌーで漕げて貴重な体験をさせていただきました。
コアカヌーの木の選び方
コアカヌーの木を選ぶ時は厳しい伝統に従います。今コアカヌーに使われるコアの木を選ぶ時は古代と同じ方法でKahunaが森に入り‘Elepaio (ハワイに生息する鳥の一種)がコアの木に止まって木から虫を食べているか食べてないかを見てそれによって木を選びます。‘Elepaio が止まって虫を食べれば木の中身は虫に食われている可能性が高い。でもこの‘Elepaio が虫を食べなければ木は健康でありカヌーを造るのに相応しい事が分かります。一つのハワイの神話ではLeaという女神の息子が亡くなった時、彼女は彼を地面に埋め、そこから‘Elepaio が生まれたという説があります。‘Elepaio はそこから未来の Kalai wa’a の木を選ぶ手伝いを行う様になった。デビッドマロ(18世紀に Ka'ahumanu女王の親戚でありKamehameha王とも強く関わっていた人物)に伝わってきた説によると古代のKapuna は木を選んだ後に一晩眠り、その夜見た夢によってその木をカヌーに使うか使わないかを決めていたらしいです。最近はコアの木も少なく夢によって選ぶ余裕がない為これはもう行われてないと思われます。
伝統的なコアカヌーの製造ではお祈りは必ずあります。このお祈りは全部語り継ぎによって今の時代までたどり付いたので場所や Kahunaによって違ったりします。ただ共通点としては、ハワイアンは 人間より前に現れた動物や植物を全てKupuna(先祖)だと信じていた為、コアの木の命を奪う前にお祈りをするのは当たり前でした。 木を選ぶ時ケンカや悪口を言うのも禁じられていた。そこからさらに造る時や海に出す前(進水式)のお祈りも数多くあります。自然には神が存在していてコアカヌーを作った時はそのカヌーを生き物として扱います。
Henriques Peabody のカヌーのパーツの説明では「今の君は木だ、でも私が君を切れば、君は人間になる」と書かれている。 彼によるとカヌーの全ては人間の体の部分に例えられる 。腕はヤク、頭はシールド、耳はシートを本体に繋げるブラケット、肋はアウトリガー、足はアウトリガーがヤクに繋がっている部分、目はカヌー本体の一番前と後ろ、胴体はカヌー本体、顎はカヌーを横から見た時の本体一番上のはじ(カヌーの中と外を分ける線)、カヌーにセールが付いていればそれは羽または凧だと思われていた。ここまで一つ一つのカヌーのパーツを体の一部に例えられると乗るのが申し訳なく感じてきますね。笑
コアカヌーの役割
コアカヌーはファイバーグラスにはなかなか勝てない。でもハワイアンの文化を守る為に大事な役割を果たしています。古代のハワイは前のポストで説明した様に、英国がハワイを発見する以前ハワイアンは文字が無かったので全ての歴史や文化は語り継ぎで受け継がれていました。 英国や米国の植民地政策によりハワイも変わっていきHulaも禁止になる場面もありました。このハワイの変化によりハワイアン独自の文化は消えつつあった。その中でアウトリガーカヌーはスポーツとして人気が出始め、進化していくのを感じた米国のビジネスマンがハワイ初のアウトリガーカヌークラブ(Outrigger Canoe Club)をハワイアンの文化を守る理由で1908年に立ち上げられたと言われてます。
ただ、伝統を守る為にクラブを設立してもカヌーの役割が変われば伝統も消える可能性があった。アウトリガーがコアからファイバーグラスに進化してしまうと木でカヌーを造る時の儀式や伝統は消えてしまう。自然からカヌーを生み出す伝統は洋風のレーシングスポーツへの変容によって消える恐れもあっただろう。アウトリガーのブログなので適切ではないかもしれませんが、皆さんはサーフィンの伝統は何なのか考えた事はありますか?サーフボードも昔は自然から生み出されたもの。それが進化していき今では全部ファイバーグラスやカーボン。もしかしたら古代サーフィンの伝統や文化も存在していたかもしれません。それがどこかの記録に残っているのかどうかは僕には分かりません。ただ確信もって言えるのはほとんどのサーファーはサーフィンに繋がっている古代の伝統や文化が存在していたら、その事を知らないままサーフィンをしている事です。もちろんそれを知らなくてもサーフィンは十分楽しめます(僕も知らないままサーフィンしてます)。ただサーフィンが民族の文化や伝統がスポーツに代わり消えてしまう一つの例であったら凄く悲しい事だと思います。コアカヌーはこのように進化していくハワイのアウトリガーカヌーと繋がっている伝統や文化を守る役割があるのです。コアカヌーを造り続けレースに参加させる事によって進化していくアウトリガーカヌー界でも古代のハワイアンの文化は存在し続けられ様になるのです。
僕が思うにはアウトリガーカヌーが次に立ち向かう挑戦はグローバル化。どれだけハワイアンの伝統や文化を世界に広がっていくこのスポーツが守り続けていけるのか?やはりその答えは、最初にアウトリガーが入ってきた時に、どのようにアウトリガーを広げていくかによって決まると思います。日本のアウトリガーカヌー界ではまだコアカヌーがない。その為コアやアウトリガーにまつわる伝統や文化をまだ身近で学べない状況です。コアカヌーはハワイの文化や伝統を運ぶ船でもある為日本にも必要だと思います。
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少々雑でしたがこれで少しはコアカヌーの知識と役割を知っていただけたと思います。
今まで進化してきたアウトリガーカヌーというスポーツはハワイの文化や伝統が深く関わってきました。日本の大会に参加した時僕はアロハを感じました。多分皆さんも初めてアウトリガーの大会に参加した時は何かしら不思議な雰囲気を感じたと思います。それは日本でアウトリガーカヌーはまだ完全にスポーツ化されてないからだと僕は思っています。ハワイの文化を伝えて守り続けるスポーツでもあるアウトリガーカヌー。他のスポーツでは味わえないスピリチュアルな面と誇りがあると感じます。日本もこれからアウトリガーカヌーがどんどん人気になっていく中で僕も皆さんも初めてのアウトリガーの大会で感じられた不思議な雰囲気(アロハ)をハワイアンから受け継がれた伝統の様に守っていきたいですね。
そうすればいつかOC6のコアカヌーも日本に上陸するかもしれません。。。。
でもその前に1pieceのOC6が欲しいですけどね!笑
皆さんまた長い文章を読んでいただきありがとうございました。
A Hui Ho!
Alex
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